X(旧Twitter)のプロフィールに表示されるようになった「アカウントの所在地」。多くの日本のユーザーが「Japan」と表示される一方で、なぜか「East Asia & Pacific」と表示されていて戸惑っている方もいるのではないでしょうか。
「もしかしてアカウントが乗っ取られた?」「海外からのアクセスだと判定された?」といった不安を感じる必要はありません。
この記事では、「Xアカウント所在地 East Asia Pacific なぜ」という疑問に答え、その表示になる決定的な理由と、あなたが取るべき設定について詳しく解説します。特に、この新しい機能がユーザーのプライバシー保護と透明性の向上にどのように寄与しているのか、詳細に掘り下げていきます。
Xアカウント所在地がEast Asia & Pacificになる理由
結論から言うと、Xアカウントの所在地が「East Asia & Pacific」と表示される主な原因は2つあります。これはX(旧Twitter)がユーザーのプライバシー保護と、表示の柔軟性を持たせるために設計した仕様によるものです。
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アカウントが未成年(13歳以上18歳未満)であるため
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ユーザー自身の設定が「地域/大陸を使用する」になっているため
この2つの原因について、その背景やメカニズムを詳しく見ていきましょう。
Xアカウントの所在地確認方法とは?
まず、ご自身のXアカウントの所在地がどのように表示されているかを確認する具体的な方法です。この表示は、Web版とアプリ版のどちらからでも確認できます。
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XアプリまたはWeb版で、ご自身のプロフィールページに移動します。
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プロフィール画面中央付近にある「YYYY年MM月からXを利用しています」という表記(アカウント作成時期)をタップまたはクリックします。
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ポップアップで表示される情報の中に、「アカウントの所在地」として国名(Japanなど)または地域名(East Asia & Pacificなど)が表示されます。このポップアップには、他にアカウント作成日などの情報も含まれています。
East Asia & Pacific地域におけるXアカウントのプライバシー
アカウント所在地がEast Asia & Pacificになる最も重要な理由の一つが、未成年ユーザーのプライバシー保護の徹底です。
Xでは、プラットフォームの利用規約に基づき、13歳以上18歳未満の未成年アカウントに対し、安全性を確保するために一部機能の制限を設けています。
この所在地表示機能においても、未成年アカウントはデフォルトで「地域/大陸を使用する」に設定されています。これは、未成年者の居住国を具体的に特定できないようにするための仕組みであり、より広い「East Asia & Pacific」などの地域名で表示が制限されている可能性が高いです。未成年者のアカウントが「Japan」といった国名を表示する設定に変更しようとしても、原則としてシステム側で設定の変更が制限され、プライバシーが守られる構造になっています。
誤解を招く?Xアカウント所在地に関するユーザーの声
日本国内で主に利用しているユーザーが「East Asia & Pacific」という表示を見ると、しばしば以下のような誤解や不安を抱くことがあります。
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VPN利用の誤解: 「海外のVPNを使っているとXに判定されたのでは?」
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アカウント乗っ取りの懸念: 「アカウントの活動拠点が日本以外に移っている?」
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ローカル性の喪失: 「日本のアカウントとして認識されず、おすすめの表示などに影響が出るのでは?」
しかし、成人アカウントの場合は後述する設定一つで表示を切り替えられるため、表示が地域名になっていてもアカウントの健全性やセキュリティについて過度に心配する必要はありません。この表示はあくまで、アカウントが活動する広域な拠点を示しているにすぎません。
海外在住ユーザーが知っておくべき接続の仕組み
Xアカウントの所在地情報は、ユーザーの現在地をリアルタイムで追跡しているわけではありません。これはプライバシー保護の観点から非常に重要です。
所在地情報は、リアルタイムでの追跡を不可能にするため、意図的に遅延させてランダムなタイミングで更新される仕組みが採用されています。具体的には、Xへの長期的なアクセスパターンや、過去に接続されたIPアドレスの地理情報などを組み合わせて、アカウントの推定所在地を決定しています。
したがって、あなたが一時的に海外に滞在していたり、プライバシー保護のためにVPNを利用して特定の国を経由していたりしても、所在地表示はすぐには変わらないか、あるいは過去の接続履歴に基づいた意図しない国や地域名が表示されることがあります。この「遅延とランダム更新」の仕組みは、ユーザーの動向を即座に追跡することを防ぐ、X側のプライバシー配慮の一つと言えます。
Xアカウントの地域設定とその背景
なぜXは国名表示と地域/大陸表示という2種類の異なる粒度の所在地表示を用意しているのでしょうか。その背景には、グローバルプラットフォームとしてのユーザーの多様なプライバシーニーズに応える意図があります。
なぜXアカウントは日本ではなくEast Asiaに?
未成年アカウントでない成人ユーザーであるにもかかわらず、「Japan」ではなく「East Asia & Pacific」と表示される場合、それはあなたのアカウント設定が原因です。
Xの「設定とプライバシー」メニュー内の関連項目には、「アカウント情報に地域または国のどちらを表示するかを選択できます」という選択肢があります。ここで、以下のいずれかの設定が適用されています。
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国を使用する:
Japan、United Statesなどの具体的な国名が表示される -
地域/大陸を使用する:
East Asia & Pacific、North Americaなどのより広い地域名が表示される
あなたが意図せず「地域/大陸を使用する」を選択していた場合、または機能追加時のデフォルト設定がそのままになっている場合に、IPアドレス情報から日本であると推定されていても、より包括的な地域名であるEast Asia & Pacificが表示されることになります。これは、ユーザー自身が望む情報公開の範囲をコントロールできるための機能です。
グローバルなアクセスとその影響
Xは月間アクティブユーザー数が数億人を超えるグローバルプラットフォームです。所在地情報を公開する際、すべてのユーザーが自分の国名を公にしたがっているわけではありません。
国名まで特定されることに抵抗があるユーザーのために、「地域/大陸」という広い括りでの表示オプションを提供することで、「どの地域のコミュニティに属しているか」という緩やかな情報のみを共有し、個人を特定しにくい形でコミュニケーションを可能にしています。これは、特に政治的にセンシティブな地域や、プライバシー意識が高いユーザーにとって重要な選択肢となります。
Xアカウントの通信レベルと可能性
Xがアカウントの所在地を推定する際には、主に接続元IPアドレスの情報が利用されます。IPアドレスは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)によって割り当てられ、おおよその地理的な場所(国や地域)と関連付けられています。
このIPアドレス情報に基づき、Xが接続元を「日本」と判断した場合でも、設定で「地域/大陸」を選択していれば、日本を含む広域であるEast Asia & Pacificという、より抽象的な情報が表示されます。これにより、Xはユーザーの物理的な所在地に頼るのではなく、アカウントの長期的な活動地域を示すことに焦点を当てています。
サーバー位置とプライバシー保護の透明性
Xのアカウント所在地表示機能は、アカウントの活動地域に関する透明性をユーザー間で高めるために導入されました。この機能は、アカウントの信頼性や情報の背景を判断する一助となります。
国名か地域名かの選択肢を提供することは、ユーザーが自身のプライバシーと透明性のバランスを自分で設定することを可能にし、Xがユーザーのデータ公開について配慮していることを示す措置と言えます。
新機能とユーザーへの影響
プロフィールのマークとは?
2025年11月に追加されたこの「アカウントの所在地」を表示する枠組みは、プロフィールの透明性を高める新機能「このアカウントについて」の一部です。これは、アカウントがどの地域を拠点に活動しているかを視覚的に示す目的で導入されました。この情報により、他のユーザーはアカウントの発信内容がどの地域コミュニティを背景にしているのかを推定しやすくなります。
Xアカウント新機能の詳細と理解向上のポイント
この所在地表示機能は、単なる情報開示だけでなく、プラットフォームの安全性と信頼性の向上にも役立っています。
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未成年者の保護: 未成年アカウントへの自動的な地域名制限は、年齢層に応じたプライバシー保護の基準を設定していることを示しています。
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プライバシーの選択: 成人ユーザーは「国」か「地域/大陸」かを選択でき、情報公開のレベルをユーザー自身がコントロールできる、柔軟性の高い設計です。これは、ユーザーが自身のデジタルフットプリントを意識するための良い機会となります。
VPNの重要性と海外からのアクセス
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、インターネット接続を暗号化し、IPアドレスを隠すツールです。VPNを利用している場合、接続元のIPアドレスはVPNサーバーのある国や地域のものに置き換えられます。
Xの所在地情報がリアルタイムではないため、VPNを一時的に使ってもすぐに表示が変わることはありません。しかし、長期的に継続してVPNを経由してアクセスしていると、XがそのVPNサーバーの所在地に基づいた国名や地域名(例:日本からアメリカのVPNを経由していると「North America」)をアカウント所在地として推定し、表示する可能性があります。
知っておくべきXアカウントの設定とユースケース
「East Asia & Pacific」表示を「Japan」に戻したい、またはその逆に設定したい成人ユーザーのために、手順を改めて整理します。
所在地確認の方法と手順
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Xのプロフィール画面にある「YYYY年MM月からXを利用しています」をタップします。
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ポップアップの右上に表示される「設定」ボタン(歯車のアイコン)をタップします。
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表示された選択肢で、以下のいずれかを選びます。
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「国を使用する」:国名(Japanなど)が表示されます。この設定は、日本国内での活動を明確にしたい場合に適しています。
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「地域/大陸を使用する」:地域名(East Asia & Pacificなど)が表示されます。国名を特定せずにプライバシーを保護したい場合に適しています。
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この手順を知っておくことで、「Xアカウント所在地 East Asia Pacific なぜ」という疑問に自ら答え、必要に応じて設定を即座に変更できます。
通信経由の注意点と設定方法
もしあなたが成人ユーザーで、特にプライバシーを重視し、国名レベルでの情報公開を避けたい場合は「地域/大陸を使用する」を選択することが推奨されます。これにより、アカウントの活動地域が広範囲なEast Asia & Pacificという情報のみに留まり、国名特定のリスクを下げることができます。
一方で、ビジネスアカウントや公式アカウントなど、拠点とする国を明確にしたい場合は「国を使用する」を選択することで、フォロワーやビジネスパートナーに対して明確な情報を提示できます。
Xアカウント所在地の理解を深めるために
今後の展望とユーザーへのアドバイス
X(旧Twitter)は、イーロン・マスク氏のリーダーシップの下、急速に機能や仕様のアップデートを行っています。今回追加された所在地表示機能も、今後さらに詳細なプライバシー設定項目が追加されたり、推定ロジックが変更されたりする可能性があります。
ユーザーとしては、新しい機能が導入されるたびに、その意図とプライバシーへの影響を理解することが重要です。ご自身のプライバシー設定や利用規約の変更に注意を払い、Xアカウント所在地をEast Asia & Pacificにするのか、それとも国名にするのか、ご自身の情報公開のポリシーに基づいて判断することが大切です。
地域表示の利点と活用例
「East Asia & Pacific」という広い地域表示には、以下のような利点があります。
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地理的流動性: 頻繁に国を移動するユーザーや、海外と日本を行き来するユーザーにとって、所在地が頻繁に変わることを避けることができます。
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プライバシーの強化: 居住国を特定されたくないユーザーにとって、より安心感のある選択肢となります。
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広域コミュニティの表現: 東アジアや太平洋地域のコミュニティの一員であることを緩やかに示したい場合に有効です。
まとめ
Xアカウントの所在地が「Japan」ではなく「East Asia & Pacific」となるのは、主に以下の2つの理由が原因です。
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未成年アカウントの場合、プラバシー保護のために自動的に地域名表示に制限される。これはXのセキュリティ対策の一環です。
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成人アカウントの場合、「アカウント情報に地域または国のどちらを表示するかを選択できます」の設定で「地域/大陸を使用する」が意図的または偶発的に選択されている。
設定は、プロフィールの「アカウント作成時期」から簡単に変更できます。ご自身のプライバシーポリシーやアカウントの用途に合わせて、国名(Japan)表示にするか、地域名(East Asia & Pacific)表示にするかを選び、安心してXを利用しましょう。

